ヨハネス・フェルメール《ヴァージナルの前に座る女》

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ヨハネス・フェルメール《ヴァージナルの前に座る女》

フェルメールの《ヴァージナルの前に立つ女》と対となる作品として挙げられますが、構図や書き込みの粗さからあまり評価は高くない作品です。

ヴァージナル、ヴィオラ・ダ・ガンバといった楽器類、青色の衣装を着た女性が主体となっていることなど、他の作品との共通点も多いことからフェルメールらしさはあります。

青色の衣装の描き方や装飾がやや派手に感じるものの、個人的には好きなポイントです。

また、上の画像はやや明るめの絵に見えますが、実際の展示を見てみると角度や見方によっては暗くも見え、どう捉えれば良いのかやや困りました。絵の左奥のほうが暗いのはわかるのですが、それ以外の光の入り方がいまいち掴みづらいのも原因でしょうか。

 展示場所

ロンドンのナショナル・ギャラリーに展示されています。

2018年夏に訪れたのですが、対として挙げられる《ヴァージナルの前に立つ女》と並べて展示されており、比較してしまうのも無理ありません。

また、周囲にはフランドル絵画も多数展示されており、フェルメールの他の絵画を思い起こさせるピーテル・デ・ホーホの《デルフトの中庭》や《男二人、給仕の女と杯をかわす女》などもあります。

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ロンドンの中心部にある美術館で、入場料も無料です。寄付目的としてミュージアムショップで買物などしていくのもいいでしょう。

ロンドンには他にもフェルメールの作品がいくつかあります。前述の通りナショナル・ギャラリーに《ヴァージナルの前に立つ女》と《ヴァージナルの前に座る女》、ケンウッド・ハウスに《ギターを弾く女》、バッキンガム宮殿のロイヤルコレクションに《音楽の稽古》の計4作品です。中でも、《音楽の稽古》は夏にしか見れない作品です。フェルメールを目的としたロンドン旅行を考えている方は夏をおすすめします。

来日予定 ロンドン・ナショナル・ギャラリー展

本作品は2020年3月から来日が決まっています。

3月から上野の西洋美術館で、7月から大阪の国際美術館で展示されます。フェルメールに限らず、ナショナル・ギャラリーから多数の作品が来ますし、すでにナショナル・ギャラリーを回った身としても楽しみな特別展です。

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