過去最高値から20%と40%ほど下落したタイミングで買付を行ったSPXLですが、どのくらいの期間で値が戻るものなのか、過去データを調べてみました。
最高値から○○%下落した回数
その前に、そもそも過去最高値から○○%の下落がどの程度の頻度で起きるものなのか、カウントしたデータを示します。
5%刻みで調べたのですが、↓を数えています。
”過去最高値から○○%下落したタイミングから、最高値を更新した(する予定の)回数”
最高値から20%下がった後に値上がりがあり、ギリギリ最高値を更新せずにまた最高値から20%の値まで下落が起きた場合はカウントされません。

毎回お世話になっているYahoo! Financeの実測データは2008年11月からあるので、約11年間での回数になります。
10%が23回、20%が12回、40%が6回、50%が3回、60%以上が1回だけありました。ざっくり20%の下落が年1回ペースですね。2017年のように無風だった年もあるのであくまで平均です。

ちなみに先日の暴落も含んでいるため、40%までの数字のうち1回はまだ最高値の更新をしていません。
下落してから最高値を更新するまでの日数
過去最高値から○○%下落後、最高値を更新するまでにどのくらいの日数が必要だったかは下のグラフです。

散布図でプロットしてみたのですが、見づらいですね。。。
例えば、今回買付を行った20%の下落では、20日程度で最高値の更新まで値が戻ることもあれば、460日程度かかることもあるということになります。
最高値から40%の下落となった回数は数が少ないのですべて書き出すと、
最高値から40%下落した日 | その後過去最高値を更新した日 | 日数 | |
1 | 2008/11/13 | 2009/11/16 | 368日 |
2 | 2010/6/29 | 2010/12/10 | 218日 |
3 | 2011/8/5 | 2012/9/13 | 405日 |
4 | 2016/1/20 | 2016/7/20 | 182日 |
5 | 2018/12/19 | 2019/10/30 | 315日 |
6 | 2018/2/28 | (未定) | – |
戻るのに早くて半年、長いと1年ちょっとかかっています。
ただし、これはあくまで実績データです。今後どうなるかはわかりません。
買付したSPXLをどうするか
前回の記事に1年後か、3年後かわかりませんと書きましたが、大体読みどおりでした。
この間に単調増加に近い動きで最高値を更新するパターンもあれば、レンジ相場を一部形成しながら戻ることもあります。もし、後者の場合は取引すればもう少し収益が出るのにもったいないことをしてしまうことになります。
そんなわけで、最高値近傍までホールドするつもりでしたが、考え方を変えてもいいと思っています。
そして、そう考えていたところ、現金とSPXLの比率が一定になるように定期的にリバランスをするという投資手法をしている方を見つけました。考え方は投資で一般的な考え方のはずなのですが、SPXLにも活用できることに気づけなかったのは反省すべきです。
自分もこの手法を少し検討してみようかと。
そして、最後に書くのもあれなのですが、今回使ったデータはリーマンショックを含めた2008年以前のデータが無いんですよね。
S&P500の昔のデータから、もしもSPXLが2008年以前もあった場合の値動きを予測しているブログがいくつかあったので、自分もシミュレーションしてみようかと思います。