リーマンショック前のSPXLを計算してみた

Yahoo! FinanceのSPXLのデータは2008年11月からしかないことを前の記事で書きましたが、そもそも2008年以前はSPXLが売り出されていなかったのです。

ただ、S&P 500に連動する商品ですし、理論値を求めることは可能なので求めてみましたという話。

結果はこちら。青が計算値、オレンジが実際のデータです。縦軸は正規化しています。

単純にS&P 500の前日比を3倍にしただけです。すこしズレがありますが、どうやら金利分の乖離が起きるようです1https://drkernel.net/archives/341。細かなところは無視します。

かなり乱高下しているのがわかるかと思いますが、値が伸びすぎていて分かりづらいので、対数プロットにしてみます。

1900年代の値動きが見やすくなりました。

対数にしているため、縦軸の線と線の間をチャートが動くと値が10倍 or 1/10倍動きます。1930年付近からは3マス分、つまり1/1000に落ちているのがわかります。おそろしい値動きです。

 

ここ何回かの記事で、”最高値から〇〇%下がったら買う”といったルールを決めると書いていたのですが、このチャートを見たためやめることにしました(買う前に考えろという話ですね)。

シミュレーションしたSPXLの値動きから以前も算出した”過去最高値からの下落率”を計算してみるとわかりやすいのですが、値がほんとに戻らない可能性があります。

1940年〜1980年くらいの値動きが来たら諦めるという手もありますが、個人的には2000年から2020年まで値が戻っていないことのほうが懸念です。ここ20年ですらこんな動きをするのです。

また、いろいろと考えた結果、そもそもSPXLは”現金を確保しておき下落時にスポットで買うものではない”との結論に至りました。買わないという結論ではありません。

みなさんも安易に手を出さないようにしましょう(自戒の念も込めて)。

と思っていたら、そもそも手を出せなくなるかもしれないという報道があるらしいですね。FXで500倍超のレバレッジ投資ができる国が何を言っているのか。

WSJ

A U.S. securities regulatory proposal threatens to shake up …